バズる文章教室

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「読みたい!」という人よりも、

「書きたい!」という人の方が多いと言われているらしい昨今ですが、

まさにそんな時代に需要のある一冊だと思うのです、この本は。

今回は『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』の感想レビューです。

では早速。




『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』を読む前と読んだ後

本書は、著者である三宅さんによって

『「文章で的確に伝える」という技術的な考えよりも、

「文章で楽しんでもらうという文芸的な目線で書いてみませんか?』

というよびかけからはじまります。

まず、ざっと本の内容を説明すると。

三宅さんがプロの作家さん達の文章のテクニックの素晴らしさを解説しつつ、

それをどのように私たちが、実践・応用出来るかというコツを教えてくれるというモノ。

個人的に読む前と後とですぐに落としこめたことは、

書くという行為はまずいったんおいといて

文章を「文芸的」に捉えて読む為のコツが体感できたということ。

ん?

わかりづらいですよね。

えっと、要は、三宅さんは本の中で、

文章の「つかみ」「文体」「組み立て」「言葉選び」とそれぞれを分解して紐解いていくのですが、

それらを通して読み手である私達は、

文章というのは伝えるという意味以上に、

もっと奥行きやユーモアがあるのだということが体感できます。

つまりは、文章をより文芸的に捉えて読めるようになることで、

書き手として、読者をいかに楽しませるかというポイントをより深く考えられるようになるというわけです。

なので、この本は楽しい文章を書く為のコツというよりも、

あくまでそこを目指せる為のコツを見つけたっていう感じに近いかなぁと。

…。

なんだか文章教室を体験したわりに、ここで書いていることが今までより余計にややこしくなってきたなぁ、

すいません。

でも、単純に読み物としてはかなり興味深くって、視点の学びになります。

って、最終的には普通の感想(おいっ)。

まとめ

そもそも、文章を読むのが苦手だけど文章を書くのだけは得意っていう人っていないはず。

それも踏まえて、現状のレベルより文章力をあげたいってなると、文章の捉え方や見方(感度というか)をどこまで広げられるかがレベルアップの鍵につながると思うんです。

そういう点では、さまざまな作家さんとその作品例を用いて、ここまでマニアックに解説してくれるこの本を読む価値は多いにあるかと。

ただし、引用されている文章がプロの作家さん達なので。

そのテクニックを大きくガッツリ実践というのは正直簡単ではないかも。

でも、小さくちょこちょこっと真似出来るテクニックはたくさん掲載されてます。

てか、この著者の三宅さん!

視点や解説力とか表現力とかオリジナリティがとにかくスゴイ。

本を読み始めると、望むような文章が書けるようになりたいという自分の欲を忘れて、私は彼女の世界観に一気に惹き込まれました。

そんな感じです。

また書きます。

(ブログ内の「やる気が出る系」の過去の記事)

『キッチンで読むビジネスのはなし』感想レビュー

『ひとり会議の教科書』でやる気スイッチを掴むコツ

『読みたいことを、書けばいい。』感想レビュー

『自分が欲しいものだけ創る!』感想レビュー

松浦弥太郎(著)/ブログに役立つおすすめ本3選


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