母親と社会。

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「産まれたんですねぇ」

そう声をかけてもらえることがここ最近ちらほらあります。

というのも、次男が少しずつ外出できるようになり生活圏内での動きが再スタートしたから。

声をかけてくれたのは、これまで顔見知りではあったけどちゃんと会話をしたことのないパン屋さんだったり銀行の窓口の方など。

息子がきっかけで、改めて「はじめまして」の関係性が生まれたというかそんな感じ。

そもそも。

出産して最低1か月は小さな赤ちゃんと外出を控えるというのは一般的ですよね、もちろん理解しています。

我が家でいえば、両家の実家との関係は良好だけど、頻繁に子育てを助けてもらったり、子守りをお願いできるという気軽さはなく。。。わたしが産後に退院してからも、家に来て身の回りのお世話をお願いするということもできませんでした。

自分の子だから、自分で面倒をみるのはもちろん当然だし絶対ではあるけれど。

でも日中家の中でずっと赤ちゃんと二人きりの時間ばかりだとやっぱりどこかで社会からの孤立だったり孤独だったりは、少なからず感じてしまう中で。

あぁやって、またいつもの日常の中で声をかけてもらえることって、ささやかなだけど大きな幸せを感じます。

わたしにとっては、産後の別の世界からまたこちら側の世界に戻ってこれたというか。

きっと「おかえりなさい」に匹敵するくらいの安心感のある言葉だったんだろうなぁ。