過去の経験にはない課題を任された時にまずは何をすべきなのか?

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先月、長男の学校で『キャリア教育の授業』と題して【お菓子屋さんのお仕事】について話す機会をいただいた。

私が当日のためにかけた準備は2,3日程度。

その準備は何かと言うと、主に資料作成とお話の練習。

今回は「過去の経験にはない課題を任された時にまずは何をすべきなのか?」ということを、備忘録として記録したい。

課題の中で何が重要なのかを考えること=ゴール設定

まずは、過去の経験にない課題というのは、自分が経験したことがないことなので未知数な部分が多い。

今回でいうと、私はそもそも依頼された「『キャリア教育』って何?」っていうところを考え始めた。

この案件の趣旨で言えば、ざっくりいうと「世の中にはこんなお仕事があるよ〜」の一つとして私はお菓子屋さんを担当することになった。

要はお菓子屋さんについてのお仕事紹介の話をすることを任されたわけだけど、その中で自分はただ職業紹介をするだけいうのも何か違うなと。

お菓子屋さんの仕事にもし興味を持った子がいるとすれば、どうすればお菓子屋さんになれるのかというヒントを伝えることまでがこの案件のゴール設定なのではないかと。

そう『ゴール設定』。

そこに気づくまでは資料作成もなかなか進まずだったのだけど、『ゴール設定』を意識してからはサクサクと作業が進んだ。

何度も書くけど『ゴール設定』。

クリアしたい課題があった時、それの最終目的地がどこなのか、その時なりの正解という場所を見極めて進むことが大事なのだと改めて実感した。多分、それって当たり前のことなんだけど、私にとっては日々の生活や仕事の中にはないチャレンジの中で体得した収穫でもあった。

資料作成を終えたら、あとは話す練習。

当日は1度に30人以上の前で話さないといけないので、しかも聞き手が小学生の相手というのもまた初めての経験。

息子達の前で何回も練習して、当日に臨んだよ。

子育てを通して、親としても一人の人間としても成長の場を与えてもらえたことに感謝したい。

(以下当日の記録)

先日、長男の学校で職業紹介の授業があり「ケーキ屋さんのおしごととは?」のお話をさせてもらう機会があった(そもそもうちはティラミス屋なんだが)。

15分くらいの説明とそのあとは質問タイム、これを1クラス30人ちょっとで3クラス分でがっつり90分。

こちらの案件は2か月前から先生にお願いされていたにも関わらず、資料をつくりはじめたのは数日前で案の定まとまらず なんとなく息子の前で練習してみようとやってみたら思いの外 緊張して言葉が出てこない。

我が子の前ですらこうなのだから、マズイかもと思いつつ それから何度か息子に練習を付き合ってもらいながら本番を迎えたわけだけど。
結論、生徒達の無垢な眼差しが眩しいくらいパワーもらえたし めっちゃ楽しかったし本当にいい経験をさせてもらえたなぁと感謝。

思えばワタクシは子供の頃は大人になったら自分は教員になると思い込んでいてマジで図々しい勘違いなんだけど その妄想も叶った日でもあった。

そういや、授業の冒頭だけ息子は集中して聞いてたけど途中から視線はよそへ向きやっぱり聞いていない。

そして質問タイムでももちろん挙手することなく 興味なさげ。と思いきや、

「Sottoのティラミスはどれくらいおいしいんですか?」というクラスメイトの質問が飛んだ瞬間、

一番うしろの席から『Sotto のティラミスはこーんなにおいしよ!』と声を発し 両手いっぱい広げて大きな丸をえがく息子。

…。

おい、泣かすなよ。

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